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町長からのメッセージ

 ウッドショックという言葉が飛び交っています。昨年の今頃は、コロナショックで建築が減少するから、材木の出荷を抑制してくださいとの指示があったくらいなのに。ウッドショックの震源はアメリカでの住宅着工数の激増とのこと、加えてコロナによる物流の停滞。コロナ以前から国産材価格は外材と変わらない水準であり、ロシア材の輸出規制が始まることもあり、国内製材メーカーには国産材利用の流れが始まろうとしていました。ただ経済の中で林業を考えると必要な時に、必要な量を供給するという原則が必要になります。いままでの自伐型零細林家では対応できかねます。高性能林業機械の普及が進み効率よく伐採は進みますが、作業道の造成の仕方次第では災害につながりかねません。さらに再造林の必要性があります持続可能な林業は伐採と再造林はセットです。残念ながら今の木材出荷価格では再造林は難しい現況です。
   ウッドショックは国内の零細林家にとっては無縁な話かも、しかし白川町は町全体の蓄材量は全国有数であり、その活用が町の明暗を分けると考えます。そこで6月に近隣町村の首長、林業関係団体、県からは、古田知事、林政部、県議等を交え意見交換会を実施いたしました。上麻生防災工事で発生する土砂等の利用で敷地造成し木材の需給調整施設、再生可能エネルギー施設、木質繊維利用等の新産業など様々な意見が出ました。まだ具体案ではありませんが、林業成長産業化を国策とした今、自然環境を守るためにも山林から利益をあげ適切な管理を推し進める必要があります。三国志に「危うきに乗じて、もって倖(さいわい)を求む」とあります。ウッドショックはラッキーなことではありません。安定した木材需要が安定経営につながります。林業という業種は世界経済の流れに大きく左右されていることが理解できました。私の任期もあとわずかになりました。退任後は零細林家として山里生業研究的なことをして、終活にしたいと考えています。

令和3年7月1日

                                           横 家 敏 昭

 

    東濃ヒノキに象徴される緑の山々、清く流れとどまることのない白川、その白川のほとりに100年余の歴史を刻んだ白川小学校が閉校して1年余の5月2日、旧白川小学校跡地にて、閉校記念碑の除幕式がありました。碑には、学校の沿革と現東洋大学創始者井上円了文学博士揮毫による旧白川小学校の校訓「誠実、勤勉、勇敢」の文字が深く刻まれました。この文字は明治43年旧白川小学校来訪の折書かれたと推察されます。式典の最後に新白川小学校校歌「未来の翼」が流されたのは印象的でした。
 5月から新型コロナワクチンの町民向け接種が始まりました。新型コロナウィルスの感染は風水害と同様で災害であり非常事として対応いたしております。しかも1~2年で終息するものではなく長期にわたると想定されます。町民の皆様には感染拡大阻止のためご不自由をおかけいたしておりますがご理解とご協力をお願い申し上げます。
  「コロナ警察」なる言葉があります。ワクチン接種の順番監視や日常生活監視等を手掛けるそうです。「陰微を発(あば)かず黙し秘して誠を尽くす」ということわざがあります。他人や団体の秘密をみだりに他言してはならないことをしめしたものです。私たちは他人の秘密や団体の機密を他言しないことによって、真の信用を得ることができます。黙秘の徳を守るということは、ただ単に黙っていればよいということではありません。事の大小、軽重をよく判断して、あるいは語り、あるいは黙することが大切です。
  旧白川小学校閉校にあたっては、哀惜の念もあり言葉が多くあろうかと思っていたところ、新白川小学校の校歌で絞められた心遣いに感激したものです。

令和3年6月1日

横 家 敏 昭

 

 

 

 

 

 このほど「全国さるなし・こくわ連絡協議会」の仲間に入れていただきました。
サルナシという言葉を聞いたことはあるが、よくわからないと思われる方も多いと考えます。町内にも自生していますが、実をつけたところをあまり見たことがありません。我が家にも植わっていますが、一向に実をつけません。よく調べると雌雄あって、両方ないと結実しないそうです。なかには一株で雌雄両性種もあるとか。実はキウイフルーツの小型なものです。機能性食品としても有望で野生品目で栽培は容易です。さて、白川町がなぜ連絡協議会の仲間に入ったかと申しますと、白川茶の販路拡大で福島県玉川村の道の駅「こぶしの里」との交流が始まりで、玉川村特産のサルナシを知りました。玉川村石森村長さんにお目にかかり白川町でサルナシの関連商品を販売させていただくことになりました。と同時にサルナシの栽培にも挑戦しようと考え、そのノウハウを連絡協議会等から指導いただくべく入会いたしました。白川町の新たな特産品になることを望んでいます。私は山里資本主義という考えから、山の宝物探しを進める中、木材以外に山菜、キハダ等の薬用樹や生花、庭園樹などは市場への流通は少ないものの、希少価値があり安定価格で取引されていることに注目し調査研究を始めました。乞うご期待。
 それは別としまして、現在「ウッドショック」という言葉が駆けめぐっています。今コロナ等の影響で外国から木材が入りにくくなり、国内需給がひっ迫しています。同時に諸外国での木材需要が拡大しています。そんな中、輸入に頼っていた国内材木メーカーが調達先を国産に切り替えようと、材の奪い合いになっています。いままで国産材が振るわなかったのは、必要な時に必要な量が供給できないという経済の常道から逸していたからです。今後国産材が生き残れるかどうかは、この点次第だと考えます。林業施策の最重要課題になります。

令和3年5月1日

横 家 敏 昭

 

 

 

 

 3月は別れの月、卒業、転校、退職、転勤、年度替わりの行事が例年だと目白押しですが、昨年来、縮小や中止が相次いでいます。そもそもこの年度という制度、取り分け行政で言う会計年度、学校年度は4月に始まり翌3月に終わるもの。明治政府から法律に定められ、今日まで続いています。このコロナ禍で学校年度をヨーロッパ、アメリカ、中国と同じ9月始まりにという事が話題になりました。これも前々から議論されているのですが、結論には至っていません。
 それは兎も角、町内小中学校の卒業式に出席させていただきました。学校再編の課題と向き合う現在、その主題は生徒児童数です。学力向上に人数が関与するのでなく、心身の発達過程での社会性涵養等を危惧するものです。式終了後、卒業生がいる教室に立ち寄らせていただきました。
祝辞で「ふるさと自慢ができるようになってください」とあいさつしましたので、地歌舞伎体験など話してくれ感動しました。それぞれが将来の目的を持ち、同級生との別れの悲しさを心に秘めながら、目標に向かっていってくれることを確信したと同時に、生徒数のハンデなど微塵も感じませんでした。
 「個性を尊重すれども団体を軽んぜず」という言葉があります。これは個人と団体の正しい関係を述べたものです。私達は皆、国家や家族、学校、企業など様々な集団に属し、その一員として生活しています。個人の自由や幸福は団体の発展と調和してはじめて実現するものです。したがって、一人ひとりの主体性や個性を尊重するといっても、無制限に許されるわけではありません。個人は全体との調和の中で個性を生かすことが大切です。こうしたことを子ども達は成長とともに学んでいくでしょう。
 令和3年4月1日
横 家 敏 昭

 

 

 

町長メッセージ(令和2年度4月から3月)

町長メッセージ(平成31年4月から令和2年3月)

町長メッセージ(平成30年度4月から3月)

町長メッセージ(平成29年度4月から3月)

町長メッセージ(平成28年度4月から3月)

町長メッセージ(平成27年度4月から3月)

町長メッセージ(平成26年度5月から3月)

町長メッセージ(平成25年9月13日就任時)

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