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町長からのメッセージ

 11月は「時雨時々降る頃」ということで、暦の上では冬になります。今年は、気温が高い日々が秋遅くまで続き、台風19号が列島に大きな爪痕を残しました。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
 私たち行政を預かる者として、住民の安心・安全に関わることは最も優先される任務であります。昨今の気象状況を見ていると、どこで災害が起きても不思議ではありません。時には、何事も起きないよう神仏にすがるような思いになります。
 想定外は当たり前。人智の及ばない事には逃げるしかないと考えます。早めの避難を日頃から家庭、地域で話し合っておく必要を改めて痛感しました。それでも、災害が起きてしまった後に、責任を問われることが多くあります。
 「原因を追わず善後を図る」という言葉があります。私たちは、自分の身のまわりで何か問題が起こったり、事件に直面した場合、いたずらに悲観したり、後悔したり、自暴自棄に陥ったりしがちです。あるいはまた、その原因や責任の追及のみにとらわれ、自らの正しさを主張したり、相手の不備や過失を責めようとします。これでは、いつまで経っても問題は解決しないばかりか、互いに不平や不満を抱き、事態をますます悪化させることになります。もちろん、問題を正しく解決するためにも、また同じ過ちを再び繰り返さないためにも、その原因を客観的に究明していくことは大切です。ただ、生じてしまった事柄に必要以上にこだわらないこと、すなわち、事態を再び元に戻すことはできないのですから、重要なことは善後を図るということです。お互いに心を合わせ、力を寄せ合って、解決への第一歩を踏み出すことが大切でしょう。合掌

 

 令和元年11月1日

横 家 敏 昭 

 

 

 

 

 この夏に開催された「清流めぐり利き鮎会」において、全国各地63河川から出品された鮎のうち、白川町佐見川の鮎が準グランプリに輝きました。グランプリは同じ飛騨川水系の和良川(4度目の受賞)でした。白川町は今年初出品ながら、その見事な成績に、会場関係者の注目を集めたそうです。味、香り、姿、特に内臓の食味は審査の重点とのことです。鮎は、その川のコケを食べて成長します。したがって、その川の水そのものという感がします。清流が保たれている佐見川ならではの快挙だと思います。その鮎で、白川町へのご来町をおもてなしいたします。ぜひご賞味ください。

 こんな言葉があります。「饗応最も慎むゆえに馳走と称す」

 これは人をもてなす際の心得を示したものです。古来、飲食物を他人に饗することは、生命を維持し、温かい人間関係を築き、互いの生活を豊かにする上で欠くことのできない重大な事柄です。真心を込めて料理し、来客に真に満足していただけるように心がけるのです。料理する人が、自分の腕前を見せようとか、感心してもらおうなどという心づかいで作った料理は、たとえ本人がその味に満足していても、来客が心から満足してくれるとは限りません。相手を敬い尊重する心で、よく材料を吟味し、愛情を込めて料理し、来客に心からの満足を与えることが、真の馳走です。

 精読感謝。

 

 令和元年10月1日

横 家 敏 昭

 

 

 

 

 戦後70有余年、終戦記念日の頃の新聞報道を見ていると、昭和の時代と大きく変化してきていると感じます。我が町における旧満州開拓民の祖国への引き上げ時の悲惨さが語られ、あらためて平和ということを考えさせられます。
 一方、今日の民主主義社会において、私たちは色々な自由を享受しています。憲法の上でも、誰からも拘束を受けることのない権利として、言論、思想、信教、職業の選択などの自由が保障されています。しかし、濫用は許されません。
 どのような社会や集団も、その構成員の安定した生活を保障し、幸福を増大させるために秩序を必要とします。この秩序を維持するためには、法律や規則をはじめ、社会慣習や公衆道徳などが存在します。ところが、私たちは自由と秩序が互いに対立するものをみなし、秩序を守ることが自由を制限するものと考えがちです。しかし、秩序を守ること無しに、真の自由は存在しません。利己的な考え方を改め、家庭や職場などで、その秩序を確立するため努力することにより、真に心の自由を得ることができると思います。
 先の大戦の大きな犠牲の上、得ることができたものだと考え、感謝と追悼の誠を捧げます。

※「秩序を確守して自由を尊重す」より引用

 令和元年9月2日

横 家 敏 昭

 

 

 

 

 先日、ある雑誌の記事に「幸せの法則」というのがありました。行政の大切な仕事は、住民を幸せにすることだと考えています。町民の皆さんは、白川町に住んで幸せだと感じていただけているだろうか、反省の毎日です。
 物は豊かになったのに、日本人の多くが幸せになっていない。そうすると、人間の心、つまり幸せを感じるメカニズムの研究が必要ということで、明らかになったのが「幸せになる4つの因子」です。第一因子は「やってみよう因子」、第二因子は「ありがとう因子」、第三因子は「なんとかなる因子」、第四因子は「ありのまま因子」だそうです。なんともシンプルなものです。
 今、我々は日々の時事的なニュースや娯楽的な話題にばかり関心が行き過ぎ、お互いの夢や目標を語り合ったり、感謝の言葉を伝えあったりという、幸せにより良く生きていくための根本的な会話をあまりしなくなっている気がします。お互いに褒め合う、感謝の言葉を伝え合う、そうした日々のちょっとした意識づけで皆が幸せになれるのです。
 地域の宝物探しとは、そういうことなのです。白川町へ多くの方が移住してくださいます。自分の好きなことや、やりがいを大切にする、そして個性を発揮し本当の幸せを実感して生きられる、そんな社会・地域になることを希望します。

 

 令和元年8月1日

横 家 敏 昭

 

 

 

 

「はちすばの にごりにしまぬ心もて なにかは露を 玉とあざむく」

 古今和歌集の一首です。蓮は泥中より出でて泥に染まらず、その姿清きを褒めそやされるごとく、夏の趣を代表する花でしょう。縄文時代に花開いた大賀ハスの、現代での蘇りにも感動を覚えます。

 そんな夏の一日、白川茶摘みでギネス世界記録に挑戦します。7月7日午後1時30分から500人以上の参加で記録達成を目指します。天然記念物「水戸野シダレザクラ」も応援します。ぜひご参加ください。

 今年の新茶は少し遅れましたが、いつもと変わらぬ美味しさをお届けできました。ホッと一息心癒される白川の地でお召し上がりください。鮎釣りも解禁され太公望で賑わっています。

 

 令和元年7月1日

横 家 敏 昭

 

白川茶de茶レンジ

https://www.facebook.com/%E7%99%BD%E5%B7%9D%E8%8C%B6de%E8%8C%B6%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8-476617399529831/

 

 

 

 樹いっぱい小さな白い花をつけた「ヒトツバタゴ」が町内に数多く見られます。隣町の中津川市や恵那市には自生地も巨木もあり、初夏の風物詩になっています。

 昨年7月、飛騨川は洪水に見舞われ、岩場に自生する岩ツツジの流失が心配されましたが、今年も真っ赤な花を咲かせてくれました。

 過日、「守りたい加茂の豊かな自然」という冊子が刊行されました。自然環境の変化の中、動物、植物の現在の生態が調査され、絶滅の恐れのある貴重な種の紹介や外来種などの紹介がされています。人々の日々の暮らしの変化よる自然環境の少しの変化で動植物の生態が大きく左右されることが理解されます。一度人が手を加えた自然は、ずっと人の手で守らねばなりません。過疎化の中で、それができるか心配です。

 

 令和元年6月1日

横 家 敏 昭

 

 

 

 

 5月1日、令和への御代替わり。第126代天皇が即位されました。先の天皇が退位されました。歴代天皇をはじめご皇室の道徳的行いに感化され、国民の心が一つになっている感がします。万世一系の皇室は世界でも類を見ない存在です。戦後、象徴天皇として、その人格を仰ぐ国民としては、あらためて日本の歴史と文化に誇りが持てます。

 先月中旬、東北仙台を訪れる機会をいただきました。白川のお茶を利用していただいているお茶屋さんへご挨拶に伺いました。4社ほど訪問しました。

 若い店主さんたちが、新しい感覚でお茶の本筋に挑んでおられ、感動しました。全国的にお茶の消費が減少する中、それぞれの店舗は売上を伸ばしておられます。

 先ず、美味しいお茶を生産する農家を大切にしたいという想いに感銘を受けました。そして、人と人とのつながりの中で、生産者の顔が見えるようにと、今度ぜひ白川町へお邪魔してそれを確認したいという言葉にも感動しました。

 

 令和元年5月7日

横 家 敏 昭

 

 

 

 

 鎌倉時代に著された「方丈記」は、その著者である鴨長明が質素な庵に住みつつ、当時の世間を観察して書き記したものです。地震、竜巻、台風、洪水など自ら経験した天変地異に関する記述も多く、東日本大震災後、あらためて注目されることとなりました。
 粗衣粗食の生活を旨とした長明は、世の中には勝者も敗者もなく、人間は大きな流れの中の小さな存在でしかないと書いています。ゆえに、おごることも、自分の力を過信することもなく、人に支えられて生かされていることに感謝し生きていかなければならないと教えてくれています。
 さらに、「魚は水にあらず、魚にあらざれば、その心を知らず」とあります。魚は水に飽きることはありません。そして、その気持ちは魚になってみないと分からないものです。それは人も同じで、自分と違う考え方の人がいても、その人にとって正しければ、それでいいのです。受け入れて尊重する気持ちが大事です。お互いの個性や価値観を認め合えば、温かなつながりをもって生きていくことができると考えます。
 方丈記は、今から800年も前に記されていますが、今を生きる私たちに多くの教訓を与えてくれるものであり、自己を顧みて反省するところです。
 新元号が発表となりました。間もなく始まる新しい時代が、「令和」の名に込められた「美しい心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ時代」「見事に咲き誇る梅の花のように一人ひとりの日本人が、明日の希望とともにそれぞれの花を咲かせることができる日本」となるよう、長明からの教訓を胸に進んでまいりたいと思います。

 平成31年4月1日

横 家 敏 昭

 

 

 

町長メッセージ(平成30年度4月から3月)

町長メッセージ(平成29年度4月から3月)

町長メッセージ(平成28年度4月から3月)

町長メッセージ(平成27年度4月から3月)

町長メッセージ(平成26年度5月から3月)

町長メッセージ(平成25年9月13日就任時)

 

 

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