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9.下沼の石棒

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下沼の石棒(しもぬまのせきぼう)

 

 

・所在地  上佐見大寺(安江旺夫宅)
・指定番号  第49号
・指定年月日  昭和47年12月15日
・所有者  大寺自治会

 

長さ32㎝。太い部分周囲34㎝。細い部分25㎝。元の部分31㎝。重さ5kg。何に使われていたかは不明だが、信仰的なものであると考えられる。何時の頃からか田之神として祀(まつ)られ、戦後一時紛失したが、後にもとに返され、現在は木製の容器に納め保管されている。石棒には、両端又は一端にふくらみをもつ有頭石棒とそうでない無頭石棒がある。製作は最初四角柱を作り、それを研磨などして仕上げている。本町では坂ノ東広島遺跡、追分遺跡、佐見寺前遺跡から出土している。