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10.工匠用具

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工匠用具（こうしょうようぐ）

 

 

・所在地 　河東野原（田口　智宅）
・指定番号 　第47号
・指定年月日 　昭和47年12月15日
・所有者 　田口　智

 

用具を納める箱は37cm×36cmの短形で、竹釘を用いて引出し式である。中は大小7区画に仕切られている。平面図式の目盛盤（一目盛一間四角の基盤状）10枚を組合せて一枚とし、60cm×60cmとなる。その盤上に幾枚かの小形盤を組合せて間取りを設計するようになっている。90cm×90cmの小部屋から18畳の大部屋まで、大小あわせて、24通りの部屋が設計できるようになっている。また廊下及び間込みと思われる棒状細板まで大小500余枚の形板が納められている。幾通りでも作図して設計出来る総坪数も簡単に計算できる。

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