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14.釈迦牟尼如来坐像

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釈迦牟尼如来坐像(しゃかむににょらいざぞう)

 

 

・所在地  坂ノ東大利(臨川寺)
・指定番号  第39号
・指定年月日  昭和47年12月15日
・管理責任者  臨川寺 加納明義
・品質  一木造
・形状  像高101.0㎝円光背

臨川寺(りんせんじ)境内の薬師堂に安置されている。平安時代初期の作と考えられる。坂ノ東小川薬師堂にある定印阿弥陀如来坐像(じょういんあみだにょらいざぞう)によく似た特徴(頭髪部(とうはつぶ)の肉髻(にくけい)の大きな盛り上がりや衣の彫刻)をもっている。あちらが鎌倉的(かまくらてき)な相好(そうこう)になっているのに対し、こちらの像は鼻梁(びりょう)が太く、顎(あご)が張り印度的表現に類似している。釈迦如来(しゃかにょらい)とは通称お釈迦様(しゃかさま)のことである。