釈迦牟尼如来坐像(しゃかむににょらいざぞう)
・所在地 | 坂ノ東大利(臨川寺) |
・指定番号 | 第39号 |
・指定年月日 | 昭和47年12月15日 |
・管理責任者 | 臨川寺 加納明義 |
・品質 | 一木造 |
・形状 | 像高101.0㎝円光背 |
臨川寺(りんせんじ)境内の薬師堂に安置されている。平安時代初期の作と考えられる。坂ノ東小川薬師堂にある定印阿弥陀如来坐像(じょういんあみだにょらいざぞう)によく似た特徴(頭髪部(とうはつぶ)の肉髻(にくけい)の大きな盛り上がりや衣の彫刻)をもっている。あちらが鎌倉的(かまくらてき)な相好(そうこう)になっているのに対し、こちらの像は鼻梁(びりょう)が太く、顎(あご)が張り印度的表現に類似している。釈迦如来(しゃかにょらい)とは通称お釈迦様(しゃかさま)のことである。