金銅歓喜天立像(こんどうかんぎてんりゅうぞう)
・所在地 | 上佐見大寺(聖天様) |
・指定番号 | 第4号 |
・指定年月日 | 昭和41年3月31日 |
・管理責任者 | 上寺前庚申講中 |
・品質 | 金銅製 |
・形状 | 像高16.0㎝、18.0㎝ |
大寺聖天様(おおてらしょうてんさま)に安置されている。象頭人身の天像で、聖天(しょうてん)とも呼ばれている。二神相擁の形である。金鍍金が剥げており、銅製のようである。室町時代に大陸から輸入されたものと思われる。天明(てんめい)元年(1781年)苗木藩主友随公が先代の菩提(ぼだい)を弔(とむら)うため菩提寺雲林寺(うんりんじ)に奉納したもの。廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の際、雲林寺の僧剛宗が大蔵寺に所持(明治24年(1891年)8月)したものである。明治44年(1911年)大野村田口武助が大蔵寺施主伊藤円海より譲り受け、講仲間8名にて庚申堂境内地に祠(ほこら)を建てて祀(まつ)る。