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19.金銅歓喜天立像

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金銅歓喜天立像(こんどうかんぎてんりゅうぞう)

 

 

・所在地  上佐見大寺(聖天様)
・指定番号  第4号
・指定年月日  昭和41年3月31日
・管理責任者  上寺前庚申講中
・品質  金銅製
・形状  像高16.0㎝、18.0㎝

大寺聖天様(おおてらしょうてんさま)に安置されている。象頭人身の天像で、聖天(しょうてん)とも呼ばれている。二神相擁の形である。金鍍金が剥げており、銅製のようである。室町時代に大陸から輸入されたものと思われる。天明(てんめい)元年(1781年)苗木藩主友随公が先代の菩提(ぼだい)を弔(とむら)うため菩提寺雲林寺(うんりんじ)に奉納したもの。廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の際、雲林寺の僧剛宗が大蔵寺に所持(明治24年(1891年)8月)したものである。明治44年(1911年)大野村田口武助が大蔵寺施主伊藤円海より譲り受け、講仲間8名にて庚申堂境内地に祠(ほこら)を建てて祀(まつ)る。