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5.木造十一面観世音菩薩立像

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木造十一面観世音菩薩立像(もくぞうじゅういちめんかんぜおんぼさつざりつぞう)

 

 

・所在地  水戸野(観音堂)
・指定番号  第1号
・指定年月日  昭和41年3月31日
・管理責任者  渡辺基幸
・品質  寄木造(桧材)・彫眼
・形状  像高69.0cm円光背

観音堂正面の厨子に安置されている。光背と台座と天衣の前部は後世の補強である。面貌は平安時代の優美さよりもきびしさが増し、写実的であることから推して、鎌倉時代初期の作と考えられる。神仏分離の際、白山権現から天領であった水戸野村の山中に移しその後、水戸野村滝瀬の観音堂に移され、さらに明治16年(1883年)移築改装されて現在のように祀られる。