
令和5年4月30日(日)、清流国体記念運動公園大野台パークで白川町独自の操法「シン・操法」の指導員育成講習会が行われ、白川町消防団本部役員と各分団の幹部、そして可茂消防東署職員ら約30名が参加しました。
白川町では令和4年度に「消防操法大会」を開催しないことを決めたことに伴い、今後も持続可能な「白川町消防団」の形成を目的とした「白川町消防団SDGs検討会」が設立され、3つの委員会のうちのひとつで教育訓練の確立を検討した「G委員会」により、これまでの「操法」に代わる町独自の操法が考案され、これを「シン・操法(放水操作基本訓練)」と称しました。
シン・操法は「操法のスペシャリストをつくるのではなく、消火のゼネラリストを増やす」をテーマとして、従来の操法大会における基本的な動きを5日程度で身に着ける訓練で、団員の減少している白川町消防団でも最低人数で火災現場における迅速な水出しができることを目標としています。これまで行われてきた操法大会に向けた訓練との違いは、極力身体的負担を少なくして、経験者の指示の下で安全に取り扱えるようになることを目的としていることにあり、タイム測定や細かなルールは極力省かれているほか、現場での実情を考慮した動作や独自の手信号を取り入れるなどの工夫がされています。
今回の講習会では、G委員会の後藤茂巳委員長(白川町消防団副団長)及び、藤井和実委員、榊間佳太委員(共に本部付け分団長)の3名を講師に、町内5分団の分団長及び各分団で指導を行う分団幹部がシン・操法の手順について実技を交えながら確認しました。参加者らからは具体的な質問や意見が飛び交い、今年度から取り組まれる新たな取り組みがブラッシュアップしながら形作られていく様子が見られました。
なお、5月8日(月)から各分団に分かれてシン・操法訓練が実施されます。また、5月の訓練で出てきた意見などにより訓練内容はブラッシュアップされ、秋ごろにはマニュアルとして活用することを目的とした動画を作成し、YouTubeなどで公開することを予定しています。
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